ノスタルジア・1962 [ふだんのコト]
懐かしい写真が出てきたものである。就学前の大好きな隣のタカちゃん(左)とのスナップ。
写真の裏には滲んだ文字に西暦1962、6月と読み取れる。
カラーだなんて、今とは似ても似つかない顔なので素で公開してしまおう。
そのままではなにかこそばゆいので、悪戯描きを施す。たぶんこんな絵をかいていたんだろう。
菖蒲であろう背景のもつノスタルジアは、ひとつも褪せることなく想い興してくれる。
隣のタカちゃんはこの後、小学生の時に父の事故死という不遇に合い転校していった。
二人の楽しい思い出も、くっついたり離れたりしているカゲロウのようなもんだ。
一生懸命捜したのは覚えている。突然いなくなったんだ。と記憶はそう言っている。
菖蒲に隠れて遠景が見えないが、地平線まで田園が広がり、蜘蛛の巣のように水路が張り巡らされていたんだ。
その水路にはアメリカザリガニや、オタマジャクシ、ゲンゴロウ、フナなど遊び相手には困らなかった。
笹舟をよく作っては水路に流し、畦道を併走しながら、地平線の向こうの知らない土地への興味を笹舟に託していたんだ。
突然敵機来襲のごとくヘリコプターが農薬を空中散布し始めた、そしてウンカだけではなくその他の命も全滅してしまった。なんてことをしやがんだ。そんなお米を食べても旨いはずがない。
ヘリコプターも2年くらいで無くなったと思う。
ホタルを蚊帳のなかに放して一緒に寝たり、葦原に誰も知らない住処を作って昆虫を持ち寄ったり。みんな男の子はマイナイフを持っていた。喧嘩のためではなく、竹を切ったり柿を剥いたり遊びの必需品だった。
もちろん勉強ために鉛筆を削るため・・・少し嘘です。
そんな遊びを経て小学生になっていったんだ。
かわいい写真!いい思い出ですね~
私のBlogに来ていただいてありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
by sera (2005-07-26 19:59)
素敵な思い出のつまった写真
なにげに描いてる絵が うま〜い!
by ビンゴ (2005-07-26 20:23)
seraさん、こちらこそ宜しく。
ビンゴさん、お立ち寄りありがとう。お恥ずかしゅう。
by ヴォイス (2005-07-29 15:35)